新入荷のお知らせです。
台湾書籍「東宮行啓:1923年裕仁皇太子訪臺記念寫真帖」(4,300yen+tax)が入荷しました。
この表紙に使われている写真は、1923年4月17日午後1時ごろに撮影されたもの。
目を引くのは二頭立ての儀装馬車、これは深みのある小豆色みたいなボディなんです。続く騎馬列。独特の蹄の音が、今にも降り注ぐように響いてきそうですね。そして背後には、1919年に完成したばかりのまだ新しい台湾総督府庁舎(現・総統府)。たった一枚の写真ですが、さっと目を走らせるだけでもこれだけの情報が飛び込んできます。
台湾書籍ですので、本文は繁体中文。写真を見るだけでも充分興味深く楽しんでいただけると思います。だってほら、こんな景色。現代ではめったに見られないでしょう?のどかな緊張。華やかな素朴。プリミティブな最先端。何にせよ、とにかく収録されているどの写真もとても素敵なんです。
こちらは同時発売となった「私家版 台湾警察協会雑誌 皇太子殿下行啓記念号」(500yen+tax)。
上記「東宮行啓:1923年裕仁皇太子訪臺記念寫真帖」の資料の一つとなった、1923年6月に発行された「台湾警察協会雑誌 皇太子殿下行啓記念号」を十一社オリジナルの付録ページを追加して復刻したものです。
当時台湾では日本語が公用語だったこともあり、こちらも全ページ日本語です。好き!とても好き!大好き!とにかく好き好きビームが出まくってる、そう感じてしまうほど皇太子を見つめていたことが手に取るようにわかります。どんなルートで行啓をなされたかまでつぶさに記録。当時の詳しい地図が手に入ったら、きっと辿れるのではないかしら。
お得なセット販売(4,200yen+tax)もご用意いたしました。
台湾行啓の資料的価値も高い2冊です。
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